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三日坊主の私でも、何かを三日続けていると、新しいモードが自分の内側に育つような感覚を覚えます。
自分の身体の中に、それまでにない神経が通い、新しいエンジンを得てそれが駆動し始めるような感覚。

例えば「ブログを書く」という行為を繰り返した時、私の場合は「自分を知らない誰か、自分の知らないだれかに向けて語りかけるモード」が知らず知らず育っていきました。
誰が聞いてくれているわけでもないけれども、私の現在、考え、望みをとにかく「伝えよう」とする意思が、記事を更新するごとに強まることに驚きました。

それまでに自分がどっぷりとつかっていたパターンからふいと引き抜かれ、何か新しいパターンを描き始める。
自分自身を(性格や能力、思考、もろもろ)作り上げているものが、自分の時間の使い方、生活のパターンだとするならば、それをわずかでも組み替えてみたならば、自分自身さえ予測のつかない変化を、自分の上に発現させられるかもしれない。
ちょうど、ミニマリズムの音楽が小さな小さなメロディーパターンを微妙にずらしていくことで、劇的な効果を生み出すように。

もし自分に変化を望むなら、新しいパターンを自分の中に埋め込み、繰り返してみるのはどうだろう。
延々と繰り返し、飽きるほど。
その先で、それまで見えていなかった世界と力に気づくとき、その「習慣」が自分を変えたことに喜べるかもしれない。

ところで、こんなことを考えていた時に、ふと以前使っていた貯金箱を思い出しました(唐突)。
その名も「千両箱」ならぬ「百万両箱」。

夢はおおきく!

とある証券会社がお客さんへの粗品として配ったものだったらしいのですが、お金の入り口にこんな文句がありました。

毎日三百円チョット入れつづけさえすれば、百万円にはすぐなります
今日もお入れになりましたか

おとぼけ顔で何かしらツッコミを待っているようなセリフですが、小さなことを「続ける」喜びと尊さを知っている人が、こんな文句を書いてくれたのだろうな、と思います。

私は私の貯金箱に、今日、なにを入れようか。
そして、明日もなにを入れようか。

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