「私」を動かす@チラシ届きました
2019年度前期の音楽ワークショップ・プログラム、チラシデザインが昨日完成したと思ったら、早くも印刷分が手元にやってきました。

どんと700枚。
ふと考えてみれば、私が自分ひとりの企画としてこうしてチラシを準備することは初めてのことです。
これまでに頂いてきた様々なお仕事では、目的や希望が千差万別であるイベントの一つ一つに、いかに自分という人間が持つ技術や知恵を尽くし、その場にふさわしいはたらきを実現できるのか、ということが最大の重みをもっていました。
それは言い換えると、その場その人に要求されるパフォーマンスを発揮できれば、必ず「私」ではない「誰か」の力になれると無条件に信じることができた、ということです。
けれども、このワークショップは「私」が「私」に依頼(?)して実現するもの。
この営みの価値や意味を、今は私だけが信じているから、「私」が「私」を動かしてでも続けてみたいと思うのです。
「私」の身一つで生み出せるもの、そうでないもの。
それを見極めるプロセスでもあります。
場の設定、デザイン、時間の切り分けと計算、運営、広報、実践と研究、振り返り…。
一つの営みを生み出し、続けていくために必要な作業はこれだけにはとどまらないでしょう。
ですが、ずしんと手にかかるチラシの重みが、不思議な励ましや興奮を自分に伝えてくれているようです。