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「“アウトオブ眼中”という言葉が流行したのは1980年代」という情報を得て、そういえば最近この言葉は聞かなくなったと妙に納得しているのですが、今日は「アウトオブコントロール」について。

ワークショップを進めていると、私自身が全く予想しなかったポイントで子どもや大人の参加者の口から「楽しい」という言葉が漏れ出てくるのに行きあうことがあります。
プログラムを組み立てる上で様々な目標や狙いがありますが、そのシミュレーションの中にはさまざまなものが含まれています。

どういった反応が返ってくるのか。

どのポイントで笑顔が生まれるのか。

どの時点で興奮が最高潮に高まるのか。

実際のワークショップでは、そうしたシミュレーションを軽く飛び越える形でプロセスが進んでいく。
もとあった意図や狙いは8割がたふわりと形を変えてしまうことが多いのです(ウケを狙って実際にウケたことは1割くらいです、あぁ…)。

スベらない装置。

やっている本人にさえよくわからない。
ただ自分のあやつっている手綱の先、もうコントロールの及ばないところで、ささやかな喜びや楽しみが生まれてくる。
その思いもしない予期せぬギャップが、自分の作るプログラムの価値を煮詰めていくにあたっての、大きなヒントになるように思えてきます。
そしてそのギャップは、プログラムを作り出す側にとっては、全く気にもとめていなかったような卑近な場所に隠れていることが多い。


コントロールの内側と外側、インとアウト。
その境界線が、何かしら小さな奇跡を起こしているらしい。


そんな肌感覚に最近とらわれています。

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