教科書の外@引き続き、リトミックの学び
2019年度第一回目となる、リトミック中級コースの講義に参加してきました。
昨年2018年度で学んだ初級は3歳の子どもに向けてのリトミック。
今年度からの対象となるのは2歳の子どもたち。
小さな子どもの成長する様子を気をつけて見てみると、一年ごとはおろか、ひと月ごと、一週間ごと、1日ごとになにかできることが増えている、そんな成長のスピードと質に驚かされます。
生まれてから2年が経った子どもの生理、感覚、学習内容、発達段階もまた、驚異的なものでしょう。

このリトミック教育センターが主催する講習の中では、基本的にセンターが制作・管理するテキストブックに沿って教科が進められますが、講師となる先生方一人ひとりがこれまで実際に保育や子育ての現場の中で試み、培ってこられた知恵やコンテンツが、時折ポロっポロっと顔を出します。
そこには、生身の子どもたちの反応を受けて作り上げられてきた、ノウハウが詰まっています。
今回のクラスの中で印象的だったフレーズがあるのですが、それは
「指導書(教科書)には書いていないことも、できるだけ育ててほしい」
というもの。
私が考えるに、教科書に「書かれている」ものが学びの体系そのもの、骨だとすれば、そこに肉付きを与えられるのが「書かれていない」ものを汲み取る、受け手一人ひとりの知恵とニュアンスといえるのではないでしょうか。
教科書の中も外も、しっかり自分の血肉にするために、自分の中にある引き出しと照らし合わせながら、じっくり学んでいきたいと思います。
そしてその学びを、現在私が試みている音楽ワークショップ・シリーズ「PLAY!!」の親子向けのプログラムの中に、どのように生かせるのか?
新しい学びに今からワクワクしています。