歌えば分かる。@声を演じる③
ということで2010年のイギリス映画「英国王のスピーチ」。 これまでの記事はこちら。 →「エエ声」が、欲しいのだ!@声を演じる①→「声」は快をつくるのか?@声を演じる② この映画は、吃音に苦しむ英国王ジョージ6世(現英国女王 エリザベス2世のお父様)が主人公です。彼が生きた20世紀初期、ラジオと言う新しいメ...
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ということで2010年のイギリス映画「英国王のスピーチ」。 これまでの記事はこちら。 →「エエ声」が、欲しいのだ!@声を演じる①→「声」は快をつくるのか?@声を演じる② この映画は、吃音に苦しむ英国王ジョージ6世(現英国女王 エリザベス2世のお父様)が主人公です。彼が生きた20世紀初期、ラジオと言う新しいメ...
最近、リトミックの実践の中で自分自身がピアノを弾いたり歌を歌ったりするといった、これまでの自分の専門外で現場に立つ機会が一気に増えました。 山積みの課題にアップアップしながらも、その課題のどれにも共通して言える事は、どの楽器を扱うにしても、自分の身体が繰り出す音の語彙を、できるだけたくさん学びとっていかなけ...
最近時間をかけてウンウン言いながら読んでいる本の中に、「即興 improvisation 」についての記述で、こんな一説がありました。 In order to learn, human beings have to do what we don’t yet know how to do- in other ...
「声」を意識的に扱うようになって初めてわかったことですが、日常の無数の会話の中で、これまで自分がどれほど不明瞭に話していたのかを痛感しています。ある時ふと思いたって、日常の会話の中で自分の言葉を聞き返される回数を数えてみたら、なんと1日10回を超えました。(がーん)(嬉しくない) 声に対する自分の軸足が弱け...
「パーソナル・ソング」という言葉を聞いたことはありますか? 私がこの言葉を知ったのは、2014年に公開されたドキュメンタリー映画「パーソナル・ソング」がきっかけでした。認知症、アルツハイマー病に罹患した患者への音楽療法の一つのアプローチとして、「1000ドルの薬より、1曲の音楽を」をスローガンに、音楽が患者...
ワークショップのテーマ設定にあたって、私がいつも試みているのは「こじつけ」です。 こじつけと言うと乱暴かもしれませんが、一種の連想ゲームでもって言葉から言葉へ、そのまた次の言葉へと、連想を誘い込んでいく方法をとることが多いです。 例えば今回の5月のワークショップテーマの場合。 第一回目のワークシ...
歌と言葉の持つ力が二階席にまで届き、波を起こすように心をかき乱されたことを思い出します。「打たれる」というのはこういう事か、改めて感じた覚えがあります。 この曲に出会った当時の私は、その一週間後には離れ行かなければいけない大好きなこの街に、自分が開ききれなかった扉が、無数に残されていることを自覚していました...
長くなっていますが、本シリーズのこれまでの記事はこちら。→「うた」が開く記憶の扉@パーソナル・ソング①→「声」を挙げて@パーソナル・ソング② 目で修道女メアリー・ロバートを追いかけながら、物語は終盤にさしかかります。ギャングに追われる主人公デロリスが、隠れ家として逃げ込み、修道女たちと暮らしていた修道院を離...
2019年度から各月2回の頻度で音楽ワークショップを開催しています。 今日の記事は、ワークショップ・テーマ設定について。一口にイベントといっても種々様々、中身もプロセスも主催者の狙いによって千変万化しますが、どんな内容であれテーマ設定はイベントの肝。 句作で言うところのお題、絵画でいうところのモ...
2019年度前期の音楽ワークショップ・プログラム、チラシデザインが昨日完成したと思ったら、早くも印刷分が手元にやってきました。 どんと700枚。 ふと考えてみれば、私が自分ひとりの企画としてこうしてチラシを準備することは初めてのことです。 これまでに頂いてきた様々なお仕事では、目的や希望が千差万別であるイベ...