ヤドカリの家探し@キャッチフレーズはどこいった
ところで、このホームページは昨年の暮れあたりから、大学時代の同級生でウェブデザイナーの桾さんの力添えのもと、さまざまな試行錯誤を重ねて現在のページ形態にたどり着いています。
デザインやページの構成、打ち出し方などの、テクニカルな意味合いでのバックアップは完全に彼女によるものですが、その中身を埋めるのは発信者である私の仕事。
その中でも、このページの最も重要なメッセージとして、キャッチコピーを考えると言う課題がありました。
ある程度の時間を重ね、頭をあっちに引っ張りこっちに突っ張り、揉みほぐしながら言葉を探してきましたが、実は今も決め打ちができていない状態。
出口の見えない課題は、常に自分をして、その答えを探し回る狩人のように変えてしまうのではないかと私は考えていますが、我知らず張り巡らせたアンテナに、大小さまざまなものが引っかかってくるこの不安定でスッキリしない期間を、時に私は好む性質があるようです。
これまでのキャッチフレーズの変遷は
「Why do you do ‘THIS’?」
そして
「全ての人を、アーティストに。」
というもの。
一つ目から二つ目へは、もはや原形をとどめないほどの移り変わりようですが、まるでヤドカリが成長するごとに次々と宿を変えるかのように、最適な言葉を探し続けているような気持ちになります。
そして今、ワークショップ・プログラムの「うたんぼ」「うたばたけサロン」について考えを深めれば深めるほど、「音楽を育てたい」と言う意思が、自分の内側で少しずつ強まってきているのを感じています。
漠とした問いかけではなく、漠とした概念でもなく。
「音楽を育てたい」
私がなにを望んでいるのか。
そんな立ち位置から生まれてきたこの言葉は、果たして私の音楽活動、そしてこのページを射抜いたキャッチフレーズになり得るのでしょうか?
ヤドカリの家探しが続いています。