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 明日は西宮市のギャラアートスペース萌芽での音楽ワークショップ・トライアル6回目、トライアルシリーズのラスト2回です。

2019年度の本格スタートに向け、2018年の10月から1ヶ月に一度の頻度で続けてきたこのプログラム。

現在は一回完結のイベント形態をとりながらの開催ですが、今後このプログラムがもっともこの場と人に適した形を得て、「音楽ワークショップ」の発信性を強められるよう、リサーチを続けています。

その1つが、お客さまからのフィードバックを得るためのアンケートづくり。

プログラムを作るとき、単に「来た、した、帰った」でおわらないよう、プログラム自体の価値や評価を、お客さまの声という形でできる限り集める必要があるというのが、この数ヶ月プログラムを続けてきた中で実感したことです。

私がプログラムを作って実施するのも「必要」だから。

お客さまがそこに足を運ぶのも「必要」だから。

「必要」の理由や意図にはそれぞれ違いがあるのだろうし、互いに念頭においている「必要」と手にする「成果」もまた違うものでしょう。

プログラムを通して、アーティストとして「必要」とされる本来の意味を汲み取ることを自分がしない限り、そのプログラムが本当の意味で共有されることは難しいと思っています。

プログラムの質はもちろん重要。

プログラムを好きになってもらうことも、もちろん重要。

でもそれらを超えて、一人ひとりがそのプログラムに意味を見いだせるかどうか。

長い時間をかけて、音楽と人とのあたたかな関係を育てたいという意図から始まったこのプログラムは、そのスタート地点をとうに過ぎて、今はその先、「新しい意味づけ」の段階にきているのだと思います。

はじまりは 過去へながれて 今あらた 


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