時と場、人に教わる@トライアル全回終了。
昨日3月14日、音楽ワークショップ・トライアルシリーズがすべて終わりました。
昨秋10月から、半年全7回にわたって続けたトライアル。
トライアルが始まるまで、そしていざスタートしてからこれまで、あらゆる方向から飛んでくるピンポン球に食らいつくようなイメージで、種々様々な作業を続けてきました。
企画の持ち込み、叩き上げの磨きあげ、宣伝動画の編集やキャッチコピーづくり、チラシ作成、予算の組み立て、収支の計算、集客、会場のデザイン、記録、フィードバックの収集…などなど、たかが自分一人がの思いつく限りとはいえ、ひとつの企画を成立させるために必要なことは、膨大なものでした。
マネジメント=企画の組み立てと成立、そしてパフォーマンス=実践の両輪をおぼつかない足取りながらも回し続けて肌で理解できたことは、時間と場、人がもたらしてくれた知恵の多彩さと重さです。
どんな実践も、機会と場、そしてお客様や主催者の時間とお金を頂いて叶うもの。その場その時間、そこに集まってくださる人にふさわしい価値をいかに作り出せば良いのかというのはいつでも重いテーマですが、一方でその答えはその場でその時、向かい合っている人が持っていることが多い、というのが今の私の実感です。
「場を作り、時間をデザインする」ことの難しさ、そしてそのためにどれほどの心配りと準備、そして経験に裏打ちされた技術と知恵が必要か。
一つ一つの小さな事象に潜んでいる問いを、見誤ることなく地道に解いていく事が、自分の作りたい場、叶えたい時間を知らず知らず育ててくれるのかもしれないな、と考えられるようになりました。

トライアル最終日、会場となった方がコンサートホールの開花にあるギャラリースペースには、お雛様が飾られ、春の華やぎを伝えていました。
新年度の本格スタート、いよいよ間近です。