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学生時代を終えてすぐ、モレスキンにはまった時期があって、それ以降自分の考えやアイデア、学んだことや日常のあれこれなどを書き連ねたメモ帳やノート類がどんどんと増えてきました。

たまにそれらをふと見返すことがあるのですが、その時々で便利だと飛びついた文具や、気に入ったレイアウトなどに紙面に如実に影響されていて、おもしろい。
そういったこまごました変化も含めて、自分の思考がどのような足跡を残しているかをたどっていくと、私という人間の中に長く留められているテーマやキーワードと言うものが、まるで通奏低音のように長い時間、低く密やかに鳴り響き続けていることに気が付きます。

例えばこの付箋。

ホームページはおろか、ブログにさえ手をつけていなかった5年近くも前のものですが、自分のことばを発信するプラットフォームの実現を、「ブログ」という形で願い続けていたのだということがわかります。

私一人の頭が思いつくことなど、たかが知れている。
けれども、そうした思考をその時々の座標から見つめ続けてると、忘れていたことば、眠っていたアイデアがふと立ちのぼってくるのです。
「過去」の地続きにある「今」の上で、ゆっくりゆっくりとその思考やアイデアが育っている、そんな感覚を持ちます。

「いま」という「定点」から「過去」を振り返る。

そして、この「いま」もそのうち「過去」に流れ去る。

次はどんな視界を得て、「定点」に立つのだろう、とワクワクします。

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