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「とびっきり」ということを考えます。

「とびっきり」とは1つの個性の際立ちを表す言葉ですけれども、限られた時間で例えば何かおもしろい経験するならば「とびっきり」がつくおもしろい経験の方が、よほど人生楽しくなるのではないかと思います。

プログラムの作り手としてものを考え始めると、「楽しい」「おもしろい」「ためになる」…などといった意味合いで、少しでも質が良く意味のある時間を作り出すことが、最低限の仕事であり責任なのだと強く思います。
ですが、それよりももう一つさらに進んで、「もう一度これを経験したい!」とお客様に思っていただけるのには、なにがしかの「とびっきり」なくしては、きっと彼らの食指は動かない。
そしてそれは、奇をてらうといった必要性からは真逆の、徹底して一つのアイデアを深く深く、飽きるくらいに考え抜いたアプローチの先にあるように思います。

プログラムを作り出すアイデアが持つ個性、考えの方向性、その活かし方、展開の仕方、落としどころ。
それらが煮詰められ、蒸留されることによって立ちのぼる、混じり気のない個性。

それが「とびっきり」を生み出すヒントのいくつかを秘めているのではないか。

違うから際立つのか、際立つから違って見えるのか。


世の中に、楽しいことや面白いことはすでに溢れている。
それでも。

楽しいなら、とびきり楽しいほうがいい。
笑えるならば、思いきり笑えるほうがいい。
学べるならば、その学びはとことん深いほうがいい。

「とびっきり」を作り出すためのヒントを、他者ではない自分の中に探る作業を続けています。

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